機械式時計の限界に挑戦するような複雑機構もいいのだけれど、やはりカルティエには洗練された美学とエレガンスが似合う。長い時によって磨き上げられた数多くの名作コレクションがあるのだから、そこに時代の息吹を吹き込めばいい新作ができる。ここ数年そんな思いが募っていたが、その期待に応えてくれたのがサントス ドゥ カルティエ ウォッチのMMの18KYGブレスレット仕様だ。ベゼルのシェイプをストラップにつなげてシャープになったが、基本のスタイルは崩していない。ゴールドはマットに仕上げることで派手さを抑え、ニュアンスカラーのようなスタイリッシュな雰囲気を醸し出す。自社キャリバー1847MCを搭載しつつ、ほどよいケースサイズに抑え、ノンカレンダーも好印象だ。これがカルティエの真価だと思う。ストラップへの交換やブレスレットの駒詰めも道具を使わず簡単にできるので、シェアウォッチにもいい。
SSケース×ブレスレット(アリゲーターレザーストラップ、ラバーストラップ付属)、自動巻き、41mm径。¥2,810,000〈VACHERON CONSTANTIN/ヴァシュロン・コンスタンタン 〉
トラベルウォッチにふさわしいデュアルタイム機能を初搭載。プッシュボタンで、日付調整の手間も解決した。チェンジャブル機構でつける楽しみも広がる。
柴田充
ライター
1954年、東京都生まれ。男性ファッション誌を中心に幅広いジャンルをフォロー。ライフスタイル全般に、高いファッション性とマニアも唸らせる蘊蓄を備え、腕時計やクルマなどのメカニズムにも精通する。
ブランド激安販売最高級Nランクブランド時計優良店!時計,バッグ,財布様々な商品には最も美しいデザインは、最も高級な材料,